ハラガケガメの「しじみ君」の水槽は2019年まで60cmアクリル水槽を使っていました。
成長と共に泳ぎ回ることが多くなったので、より広い2020年に90cmアクリル水槽にしました。
アクリル水槽の「大きさ」を変更することと、「ベアタンク」について『メリットとデメリット』を実際の写真をまじえて解説いたしますね。
飼育法の1つとして参考にしていただけましたら幸いです。
こんな方におすすめ
- 水槽を大きくするメリットとデメリットは?
- 『ベアタンク』とは?
- ベアタンクのメリットとデメリットは?
では早速、いってみましょう!
INDEX
水槽をサイズアップするメリットとデメリット
水槽をサイズアップした場合の「メリット」と「デメリット」には、どのようなことがあるのでしょうか。
サイズアップによるメリット
水槽のサイズアップによるメリットを以下にまとめます。
水槽のサイズアップによる『メリット』
- 水量が多くなることで「水質を維持しやすくなり、飼育水の劣化を緩やか」にできる。
- 水量が多いので「水温の急激な温度変化を緩和」することができる。
- 飼育面積が広くなるので飼育個体 (ミズガメの場合) の運動量が増え「健康維持 (ダイエット) につながる」。
サイズアップによるデメリット
水槽のサイズアップによるデメリットを以下にまとめます。
水槽のサイズアップによる『デメリット』
- 水槽の価格が高くなる。
- 飼育水を含む水槽の「総重量が増えるため、設置場所を考慮」しなければならない。
- 全換水の場合は「時間が掛かる」
水槽のサイズアップ後も『ベアタンク』にする

水槽全体の写真1
しじみ君のアクリル90cm水槽の写真です。
前回に引き続きベアタンクにしました。
『ベアタンク』とは?
『ベアタンク』について以下に示します。
ベアタンク
「bare tank」と書きますが「bare」の意味は「むき出しの」という意味です。
底砂のない水槽という意味です。
因みに「bear」は動物の「熊」ですね。
ご覧の様に底砂はなく水中にある備品類は「水中ヒーター」、「外部式フィルターのパイプ」、「テラスの先端」のみのシンプルな水槽になっています。
ベアタンクのメリット
『ベアタンク』にすることでメリットがあります。
ベアタンクのメリットを以下の順に解説しますね。
ベアタンクのメリット
- ベアタンクは飼育個体を観察しやすい。
- ベアタンクのメンテナンスは楽。
- 水槽の総重量を減らすことができる。
ベアタンクは飼育個体を観察しやすい。
水槽内は必要最低限の備品だけなので飼育個体がとてもよく目立ちます。
ポイント
飼育個体をピンポイントで観察できますし映えますね。
注意ポイント
お迎えする個体の導入当初は環境に慣れてないため、ストレスになる場合がありますのでご注意くださいね。
ベアタンクのメンテナンスは楽。
ミズガメは糞の量が多いので、水換えをすることにより飼育水を速やかかつ清潔に保つことができます。
ポイント
- 水槽のリセットの場合には水槽内部とフィルターと備品だけのお掃除。
- 砂がない分時間の節約にもなる。
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水槽の掃除に便利ですよ。【7つのお掃除用具をご紹介!】
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水槽の総重量を減らすことができる。
砂を厚く敷く場合は水槽の総重量もかなりの重さになります。
ポイント
砂が無いのでその分、水槽の総重量を減らせますね。
ベアタンクのデメリット
『ベアタンク』にはメリットがありますが、「デメリット」もあります。
ベアタンクのデメリットを以下の順に解説しますね。
ベアタンクのデメリット
- エサの食べ残しやコケが目立つ。
- 「ろ過バクテリア」が少なくなるためフィルターを強力なものに。
エサの食べ残しやコケが目立つ。
今回の水槽は「白底」ですのでコケが発生したときには「透明底」以上に美観を損ねます。
こまめにメンテナンスされている方であれば問題ないですね。
「ろ過バクテリア」が少なくなるためフィルターを強力なものに。
ベアタンクはろ過バクテリアが少ないため、フィルターの容量をアップさせる必要があります。
ハラガケガメのしじみ君には外部式フィルターを使っています。
飼育頭数にもよりますが、
しじみ君の飼育においては外部式フィルターと少量の換水で水質維持できています。
外部式フィルターとろ過材については以下を記事をご覧ください。
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外部式フィルター『エーハイム2213』【パーツの詳しい解説とレビュー】
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水槽用の軽量なろ過材と丈夫なネットでお掃除を楽に。【経年変化も検証】
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水槽をサイズアップして「稼働」するまで

90cmアクリル水槽の写真1
今回、購入した「90cmアクリル水槽」の写真です。
大きさは幅90cm×奥行45cm×高さ45cm、厚さ6mmのアクリル水槽(白底)です。
今まで使っていた60cm水槽は奥行き45cm×高さ45cmのアクリル水槽でした。
今回の水槽は幅だけ30cm大きくなった水槽です。
アクリル水槽とガラス水槽の違いについては、以下の記事をご覧くださいね。
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【ハラガケガメ2】飼育環境の工夫をご紹介【詳細を解説!】
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水槽をサイズアップして「稼働」するまでを、以下の順に解説しますね。
水槽をサイズアップして「稼働」するまで
- 断熱材を貼る。
- 「カラーボード」をカットし貼り合わせる。
- アクリル水槽に飼育水を入れる。
- 「60cmアクリル水槽」と「90cmアクリル水槽」を斜め上から見てみる。
- ハラガケガメの「しじみ君」を90cm水槽へ。
断熱材を貼る。
「60cmアクリル水槽」で使った同じカラーボード (断熱材)を購入しました。
カラーボードの種類や大きさ等、以下の記事をご覧くださいね。
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【ハラガケガメ2】飼育環境の工夫をご紹介【詳細を解説!】
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「カラーボード」をカットし貼り合わせる。

90cmアクリル水槽の写真2
採寸しカットした「カラーボード」の写真です。

90cmアクリル水槽の写真3
「アクリル水槽」をひっくり返した状態の写真です。

90cmアクリル水槽の角のようす
「アクリル水槽」の底のアップの写真です。
このような感じで貼り合わせています。

90cmアクリル水槽の前面の角のようす
「アクリル水槽」の前面のコーナーの写真です。
ポイント
「断熱材」はアクリル水槽の底から貼り合わせたので、縦方向を優先して貼り合わせています。

90cmアクリル水槽の上部の角のようす
「アクリル水槽」の前面、上部のコーナーの写真です。
少しテープが浮いています…(笑)

90cmアクリル水槽の全体その1
「アクリル水槽」に「カラーボード」(断熱材)を貼り終えて完成です。

90cmアクリル水槽の全体その2
アクリル水槽の『塩ビのふた』と『クリップライト』を仮に設置してみました。
とても明るいですね!

90cmアクリル水槽の上部
「塩ビのふた」は新規で購入しカットしました。
アクリル水槽に飼育水を入れる。

90cmアクリル水槽に注水しているようす
「外部式フィルター2213」と「水中ヒーター」を設置しました。(給水中の写真です)

90cmアクリル水槽に外部式フィルターを取り付けた
「外部式フィルター2213」のパイプは前回使っていた60cm水槽と同じ設置方法です。
現在もこの設置方法で飼育しています。
外部式フィルターの設置については「ハラガケガメ②」の『日頃のメンテナンスを楽に』をご覧くださいね。
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【ハラガケガメ2】飼育環境の工夫をご紹介【詳細を解説!】
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90cmアクリル水槽のテラス
テラス(浮島)の写真です。
こちらは簡単な説明ですが「ハラガケガメ①」の『テラス』をご覧くださいね。
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【ハラガケガメ1】飼育方法と「しじみ君」【飼育環境を解説】
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90cmアクリル水槽の注水完了
「アクリル水槽」に飼育水が入りました。
「外部式フィルター2213」と「水中ヒーター」の動作に異常なければ完成です。
飼育水で満たされた水槽はとても明るいです。
「60cmアクリル水槽」と「90cmアクリル水槽」を斜め上から見てみる。

60cmアクリル水槽のようす
『60cmアクリル水槽』を上から見た写真です。
底は黒色のバックスクリーンを挟んで黒色にしていました。

注水後の90cmアクリル水槽を上からのようす
『90cmアクリル水槽』を上から見た写真です。
ポイント
全体の明るさからして白底の影響が大きいことが分かりますね。
ハラガケガメの「しじみ君」を90cm水槽へ

60cmアクリル水槽のようす
ハラガケガメの『しじみ君』を「60cmアクリル水槽」で飼育していた頃の写真です。
「しじみ君」にはまだ幼さがありますね。

90cmアクリル水槽のようす
こちらが「90cmアクリル水槽」の写真です。
ハラガケガメの「しじみ君」は大きくなっていますがそれでも広い空間です。
こんばんは🌃
いつも有難うございます🐢☺️福岡は雨の一日でした☔️
寒いですね💦エサの容器を見て動揺する、しじみくん🐢😊
動揺しても水槽の左右の側面に当たり難くなったね🐢💨🤗皆様、お疲れ様でした🌼
暖かくして、お休みくださいね🐢🤗🌷Good night!🐢🤗🌸#ハラガケガメ#しじみ君 pic.twitter.com/YNjH5Q9KbT
— mayataka-viper (@MayatakaV) January 27, 2020
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水槽をサイズアップするメリットとデメリットは?【ベアタンクについても解説】: まとめ
いかがでしたか?
60cm水槽と90cm水槽を比較しながら「水槽を大きくした場合」と「ベアタンク」のメリットとデメリットをお伝えしました。
水槽を大きくした場合のメリットとデメリットのおさらいです。
水槽のサイズアップによる『メリット』
- 水量が多くなることで「水質を維持しやすくなり、飼育水の劣化を緩やか」にできる。
- 水量が多いので「水温の急激な温度変化を緩和」することができる。
- 飼育面積が広くなるので飼育個体 (ミズガメの場合) の運動量が増え「健康維持 (ダイエット) につながる」。
水槽のサイズアップによる『デメリット』
- 水槽の価格が高くなる。
- 飼育水を含む水槽の「総重量が増えるため、設置場所を考慮」しなければならない。
- 全換水の場合は「時間が掛かる」
ベアタンクのメリットとデメリットのおさらいです。
ベアタンクのメリット
- ベアタンクは飼育個体を観察しやすい。
- ベアタンクのメンテナンスは楽。
- 水槽の総重量を減らすことができる。
ベアタンクのデメリット
- エサの食べ残しやコケが目立つ。
- 「ろ過バクテリア」が少なくなるためフィルターを強力なものに。
「明るさ」と「広さ」があり、水槽を大きくして良かったなと思います。
現在もベアタンクで飼育中です。
飼育の参考にしていただけましたら幸いです。
こんな方におすすめ
- 水槽を大きくするメリットとデメリットは?
- 『ベアタンク』とは?
- ベアタンクのメリットとデメリットは?
最後までご覧いただき、有難うございました。(Mayataka)